
2001.8.30 / YDCD-0061
Theme of CHANGE THIS WORLD
STILL BE SHINE
窓辺のPillow Talk
しあわせな時間
HEY DAY, DADDY
SEE FOR MILES
(Make Me Your) SPECIAL GIRLFRIEND
MARCHIN' IN THE RAIN
小さな泥棒
HONEY MOON, HONEY PIE
CHANGE THIS WORLD
+
IT'S A FANCY DAY
シトロン95年の記念すべきメジャー・デビュー・アルバムに、por supuesto というインディーズ・レーベルからリリースし丸井のキャンペーン・ソングに起用された楽曲"It's a fancy day"を追加収録した画期的な再発です!
"Change this world"はインディ−時代にキーマンだったメンバーが脱退し、現在の形態になってはじめての録音でした。突然雑踏に放り出された子犬のように右も左も判らない状況のなか、音楽に対する姿勢がガラリと変化した作品です。それまでは割と無邪気に向かっていた音楽に、明確な意思を吹き込んだ時期でもあります。知りうる限りの人々に向かって贖罪の思い、感謝の気持ち、追悼の意…言葉では表わせない心の機微を思いっきり込めた作品です。
いま聴き返してみて、わたしにとって、とてつもなく幸せで、悲しい作品です。泣けてくる程、純粋で自分勝手な作品だと思います。音楽に対する愛情や誠実さは現在も全く薄れることなくむしろ強まっているくらいですが、無軌道で行き場の無い懸命さを最も強く感じる作品になっていると思います。
あくまでも、これはわたし個人の聴こえ方です。もし、みなさんがこの作品 --Change this world 以外でもシトロンの音楽すべて-- を聴いて頂けるならば、みなさん自身のイマジネーションで風景を思い浮かべたり、こころを震わせたりして頂ければ嬉しく思います。
珍しく饒舌になってしまいましたが、そんな気持ちです。
最後に、五郎くんの作る曲はイイです。
さらに最後にシトロンの作品にスポットを当てて下さっているdreamsville recordsに感謝します。
本当に最後にdreamsville recordsのホームページには"Change This World"再発に寄せての関西の友人(友達扱いにしてゴメンなさい)による素敵なコメントが掲載してありますので、是非そちらもご覧下さいね。
それでは。
当時のシトロンに影響を与えたであろう音楽たち
*Caetano Veloso
*筒美京平
*Flat Face
*The Band
*Beach Boys
*nrbq
*Curt Boetcher