
2001.12.20 / YDCD-0074
Lyrically Simples
Nightmare blue
te[Eu te amo]
Witching magic
Petit Noel
Busy bee
Lil' my friend
Mademoiselle Geneaux
Space parade
I'm hip
La marcia dei bambini
instant cytron 世界をお散歩アルバム 2002。
インスタント シトロン2001年の大仕事、お待たせの新作レコーディングがようやく完了!
前作よりパワー・アップしたホーム・レコーディングっぷりとへなちょこっぷりにドッキリ。しかもアルバム・コンセプトがマーチ!? もう、何がなんだか…。マーチ、マルシャ(ブラジルのマーチ曲)、ワルツ、ダンストラック、オールディーズ、ボッサ、オールドタイム、シャッフル、カントリー、etc...を力ずくで「マーチ」にカテゴライズしてあるらしいよ。う〜ん、ミステリアス…!噂によると今回は5ヵ国語らしいし、壮大なグローバリゼーションを視野に入れたプティ・マッチョなマジカル・ムジカル・シング(Magical Musical Thing)!とりあえずは是非ご一聴を。
いよいよマジで本腰入れて確実にシトロンが動き出したぞ!!
アルバム・タイトルは「ウナ・マルチーア」。イタリア語です。英語だと「A Marching」。今回のテーマは行進のマーチです。たくさん曲を書きましたが、なぜか自然とマーチのリズムがしっくりくる曲が多くなって、ともちゃんが「こりゃマーチだね」と。といってもほんとにマーチなのは2,3曲なんですけどね。サンバの2拍子もハウスの4つ打ちも基本的にマーチだという事でとらえてます。要するにマーチはかなりノリノリなビートなんですね。
あとジャンルとして他にないかなぁというとこで「マーチ」っていいんじゃないかと。前作"Little Gang of the Universe"はクリスマス・ポップなんて言ってましたけど、ハードコアが当たり前にポピュラリティを得ている今、ポップスって言われてもちょっとわかんないじゃないですか。まだジャズとかボッサとかの方がとおりがいい。それ以外、その他のジャンルは全部"ポップス"てのがねぇ。でその他に代わるものとしてマーチはどうかなと。と言う訳で今回はマーチ。ついでにクリスマスも付けときますか。クリスマス・マーチなんてどうですか。ほらちょっと素敵。シンバルズ矢野君も参加してます。お、こりゃ聴くしかないね。
----長瀬五郎
・・・アルバムが仕上がりようやく全体を俯瞰できるようになって一所懸命に意味付けを考えております。タイトルに「マーチ」と冠しているくせに収録曲のなかで厳密な意味での「マーチ」はたった一曲です。でも、今回の作品はわたしの好きなマーチの要素をたくさん盛り込んであります。たくさんの仲間と一緒に足並みを揃えて進む愉しさや心強さ、太鼓やグロッケンなどの楽器類を使ったキュートさ、「おもちゃのマーチ」のチャイルディッシュなイメージなどをね。
散歩しているときにくちづさむ鼻歌のように、歩調がリズムを刻んでいる音楽のことをシトロン流儀で「マーチ」と呼ぶのだと思いますよ。暗夜に家路を急ぐときの不安な気持ちを励ましてくれるマーチ、陽射しを浴びてのんびり歩くときのBGMのマーチ、好きな人と一緒にいるときの鼓動(早かったりゆっくりだったり)にBPMを合わせたマーチとか…今回のアルバム『Una marcia』はそんなシチュエーションのサウンドトラックになれればイイな、と思います。
ほんとに、たくさんのかたに聴いて頂きたい作品になりましたよ!どうぞ、よろしくなのです。
シトロン語辞典による「マルシア」
1、[イタリア語] 行進
2、歩いている時にふと心のなかに流れている音楽のこと
3、心を奮い立たせるときに流れる調子のよい音楽
4、心を落着かせるときのペース・メイカー的体内メトロノームのリズム名のひとつ
5、インスタント シトロンのアルバム『Una marcia』に収録されている楽曲すべて
----片岡知子
参加アーティスト
矢野博康(from Cymbals)、冨田謙、橋爪哲生、岡田崇(from Vagabond C.P.A.)